[技術ゼミ]AEROBOマーカーの耐久性とデザイン

AEROBOマーカーの耐久性とデザイン

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AEROBOマーカーとはエアロセンスで開発、製造、販売している、GNSS受信器内蔵のドローン用対空標識です。


  • AEROBOマーカーの形状の秘密
  • AEROBOマーカーのここがすごい!
  • AEROBOマーカーのここだけは譲れない!

●AEROBOマーカーの形状の秘密

ドローン用対空標識には、四角い形状のものや、変わった形のものでL字型のものもあります。AEROBOマーカーの大きな特徴の1つでもある、丸い形状は、マーカーが傾いて写っている画像からも自動検出が容易で、マーカーセンター位置を円周から自動計算しやすい等、他の形状と比べて、画像処理を行うのに最適だったために採用されました。更に、小型・軽量で持ち運びがしやすいという使い勝手の良さを追求し、このデザインになりました。

●AEROBOマーカーのここがすごい!

現在のAEROBOマーカーは、現場に直置きしご利用頂くのを想定しています。そのため、地面がコンクリートなら0.7m、土であれば1.5m程度の高さから落としても壊れないことを目標に、強度設計をしています。そしてその目標を達成するために、様々な角度から落として壊れないかを検証しています。耐水性に関しては、「防塵・防水規格(IP) 67」を設計目標にしました。IPの数字にはそれぞれ意味があり、

67の場合は、

  • 6⇒防塵形:粉塵の侵入を防ぎ、若干の粉塵が侵入しても正常な運転が可能。
  • 7⇒水中への浸漬に対する保護:規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない。

という意味です。

工場でのQA(品質保証)試験では、AEROBOマーカーを30分以上水に沈める動作試験を実施し、性能に問題ないことを確認しています。しかし、製品保証の観点から、実際の性能表記は「防塵・防水規格(IP)65」にしています。

65の場合は、

  • 5⇒噴流水に対する保護:いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。

という意味。

つまり雨ぐらいなら全く問題ないです。実際に台風の日にAEROBOマーカーを使用し、計測を行いましたが、何の問題もありませんでした。

(参照:電気機械器具の外郭による保護等級

(実際に使用したマーカーを洗っているときの写真)

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●AEROBOマーカーのここだけは譲れない!

AEROBOマーカーを開発するにあたって、一番こだわったのは、「簡単に使えること」でした。それは、過去に、90ha以上の広大な現場をドローン測量した際、対空標識と測量機器を持って、現場を練り歩き、非常に大変だと思った経験があったからでした。大変な現場での作業を少しでも軽減できないかという思いから、「小型・軽量・簡単操作」をコンセプトに製品を開発しました。小型で軽量のため、一度にたくさんのマーカーを持ち運ぶことができ、作業の効率化だけでなく、体力面、安全面も考慮されています。
マーカー自体は頑丈で気温や湿度にほとんど影響を受けずに計測できますが、GPSの計測は大気を通る電波を計測していますので、大気の状態が不安定でコロコロ変わってしまう場合には精度が悪くなることがありますのでご注意下さい。

●まとめ

今回は、耐久性とデザインの秘密から「誰でも・いつでも・どこでも、簡単に使えるAEROBOマーカー」についてご紹介しました。


● 製品ページ:AEROBOマーカー
[技術ゼミ]AEROBOマーカーとは何か?
2018年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会)受賞

  • 受賞対象名:測量機器 [AEROBOマーカーシステム]
  • 受賞番号:18G080680(その他情報機器・設備)

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エアロセンス㈱
エアロセンス新人 E&K

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