
測量関連
[事例:測量関連]株式会社大林組様
「AEROBO測量」
従来測量との比較検証
― 株式会社大林組 様 ―
概要
エアロセンスと大林組は、岩手県の大規模造成現場にて、両社のUAV測量技術の交流を行った。本交流の目的は両社の最先端の技術を紹介しあい、より良い飛行・GCP測量・画像解析技術の模索、ひいては、業界全体の技術向上を図るものである。
大林組 様のコメント
大林組の工事現場で「エアロボ測量」を利用し、従来の解析時間と比較しました。その結果、エアロボの測量時間は従来の半分でした。良い結果が出たと思います。
従来に比べ解析時間を大幅に短縮できるのは、大林組のUAV搭載カメラに位置情報タグが搭載されていないからです。昨今のUAVは位置情報タグの搭載が一般的になりつつあるので、当該カメラを使っている方においては、今回のように解析時間を短縮するのは難しいと思います。 しかし、GCPの測量時間を半分にできるのは、とても大きな魅力だと思います。 工事測量でUAVの利用を開始してから既に3年。GCPの測量すらも時間短縮できるツールが出てきていることに感心しました。
最後に、GCPレスによるさらなる時間短縮と品質確保をめざした製品を是非エアロセンスには期待しています。
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飛行・解析条件
結果・比較
空撮結果
標定点測量成果
- 計測値は、現場最近傍の電子基準点(山田)を基準局としたときのGNSSスタティック測位値。
- 計測時間は、各標定点につき1時間。2回計測。
- 1回目と2回目の計測値偏差は、平均ΔX~0.4cm、ΔY~0.4cm、ΔZ~1.2cm。
- 後述のモデル精度評価では、一部の標定点を使ってモデルを補正し、精度評価を行った。
点群モデル精度
- 標定点0, 1, 4, 5, 7, 8, 12, 14の8点(右図黄色点)を使ってモデルを補正した。
- 検証点2、10、13(右図赤点)を用いて、点群の精度評価を行った。
- 水平方向 最大誤差2.0cm、高さ方向最大誤差1.6cm。
本事例に記載の情報は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。
著者プロフィール

- エアロセンス㈱
- 営業担当 新井野翔子