[ブログ]ドローンの画像解析とはどんなもの?メリットやできることを解説!

ドローンの画像解析とはどんなもの?メリットやできることを解説!

テレビや映画などでドローンを用いた空撮の映像を見る機会が増えてきました。一方で、ビジネスシーンでは、撮影した写真を使った画像解析技術が急激に進歩しています。今回はドローンを使った画像解析の詳細を、作業時間、作業内容、メリットなどとともに紹介していきます。

ドローンによる撮影と画像解析とはどんなものなのか

ドローンによる画像解析とはどのような作業なのでしょうか。実際の画像解析にかかる作業手順や作業の所要時間を見ていきましょう。

具体的なやり方は?

事前打ち合わせで撮影範囲を決めたあとにドローンで撮影を行い、画像解析用のソフトで作業をします。画像解析に必要なデータは、解析したい範囲をドローンで上空から撮影した写真データです。ドローンで撮影した写真にはほとんどの場合、GPSを使った位置情報が付随していますが、ない場合は飛行コースなどのデータが別途必要になります。

近年は多様なアプリケーションが開発されており、連携することで用途によってさまざまな活用が可能です。取り込んだデータはクラウドで管理も可能なため、高速処置と自動化、セキュリティなど利便性が格段に上がっています。

どのくらいの時間がかかるのか?

ドローンを使った撮影をする際の所要時間は準備に20分ほど、撮影時間は広い範囲でも30分ほどなので、1時間もあれば必要な範囲の写真撮影は終了します。解析時間は写真データの量とパソコンの性能によりますが、長くて半日ほどです。

写真データの量は撮影範囲の広さに依存し、広ければ当然それだけ多くの枚数を撮影しているので、結果として解析処理に時間がかかります。通常のパソコンで作業可能で、性能についてはCPUとメモリ、グラフィックボードが重要になってきます。画像分析の自動化も進んでおり、従来の手法に比べて作業時間の短縮化を実現しています。

画像解析で得られる成果

ドローンによる撮影で得られるデータにはどのようなものがあるのでしょうか。また、そのデータを解析することでビジネスにどのように役立てられるのかを見ていきましょう。

データの種類(点群データ、オルソ画像データ)

ドローンで撮影した画像をまとめて画像解析することで、点群データやオルソ画像データの作成ができます。点群データとは三次元座標で表現されるデータのことです。このデータは別途CADなどのソフトで開くことで、メッシュの作成や3次元モデルへの応用が可能です。3Dスキャナーと同じような作業がドローンでもできるということです。

オルソ画像とは撮影範囲をゆがみのない真上から見た画像になります。通常、真上から1枚だけ撮影した写真を見ると、画像の端になるほどゆがみや視覚の角度がつきます。オルソ画像は真上から撮影した画像を何枚もつなぎ合わせることで、どの場所を見ても真上から見えているため、遮蔽物(しゃへいぶつ)の影響などを受けずに正しく現場の確認ができます。

起伏の分かる3Dモデルデータも作成可能

写真データだけでも、3Dモデリングが可能なことも特徴のひとつです。もちろん解析を行ったソフト上で、好きな方向に動かして撮影範囲の形状を確認することも可能です。さらに写真データとは別に座標データを用意すれば、3D上の指定地点の標高や位置も正確に割り出すこともできます。3Dモデルデータとオルソ画像データを使って、建築予定地の選定やイベントの誘致を行う際の資料に使用できるなど、さまざまなビジネスシーンで活用できます。

画像解析のメリットは主に5つ

以下にドローンで画像解析を行うメリットをまとめてみました。紹介してきた以外にも、高画質での撮影が可能な点やクラウドサービスを利用した便利な作業方法ができることも見逃せません。

①  広範なエリアでも短時間で撮影が完了する

準備の時間を合わせても1時間以内で終わるため、画像データだけであればすぐに結果として納品できます。また一日に複数の場所での撮影も可能なので、近場であればまとめて作業を行えます。

②  現場の状況がわかりにくい場所でも、明瞭な画像で現状確認ができる

ハイエンドモデルや業務用であれば4K画質での撮影が可能で、地上の小さな物体でも目視で確認できます。解析後のオルソ画像データも必要な解像度に合わせて加工可能です。

③  通常の航空写真では撮影できないオルソ画像の撮影が可能

上空からドローンで撮影した複数の写真を組み合わせてオルソ画像データを作成するため、遮蔽物や影に影響されにくく、正しくゆがみのない真上からの画像で確認できます。

④  さまざまなデータと組み合わせることができる

撮影したデータは点群データ、オルソ画像データ、3Dモデルデータといった利用しやすい形式で出力できるため、CADなどで活用することも可能になっています。報告書や資料作成、企画書に詳細な資料として添付することで、現場の魅力やアピールポイントなどを明瞭に表現できます。

⑤  クラウド活用で環境を選ばず、スピーディに分析可能

現場が離れていても使用するのは写真データだけなので、クラウドにアップロードして解析用のパソコンでスピーディに解析作業に取り掛かることができます。ウェブ上で作業が可能なので利便性が高く、データの共有も容易です。

まとめ

従来までの航空写真ではできなかったことが、ドローンによって可能になっています。例えば、正しいオルソ画像データを作成するには正確に画像同士をラップさせながら一定間隔で撮影することが不可欠です。手作業では難しいこの撮影方法が、ドローンによる自動操縦技術を用いることで可能になりました。今までの航空写真では必要なデータが得られなかった経験のある方は、ぜひドローンによる画像解析を検討されてみてはいかがでしょうか。


参考:

 

著者プロフィール

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エアロセンス㈱
メディア担当

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