[ブログ]ドローンの普及でチャンス拡大!ビジネスを加速させる3つの活用法

ドローンの普及でチャンス拡大!ビジネスを加速させる3つの活用法

ドローンを利用したビジネスはまだまだ発展途上です。これは、換言すればドローンによって、ビジネスの変革が期待できるとも言えます。ここでは、「農業」「防犯」「測量」の3分野に焦点をあて、ドローンを使った新しいビジネスを紹介します。

① 「農業」分野での人手不足を解消

人手不足や重労働などの問題を解決するために、農業分野で新たなテクノロジーの活用が進んでいます。

AI解析を組み合わせてみかんの収穫量を予測
三重県の鳥羽商船高等専門学校は、ドローンとAIを活用してみかんの収穫予測をするシステムを開発しています。ドローンで撮影した画像を元に、AIでみかんの収穫量を予測します。現在の予測精度は7割程度で、今後8割以上まで高め、3年以内の実用化を目指しています。このシステムが完成すれば、約150人の人手が必要な作業が、数人でできるようになり、大幅な省力化を実現します。みかんの販売計画の精度が高まるので、産地の信頼維持にもつながります。

農薬散布でウンカを予防
佐賀県嬉野市では、稲に寄生する「トビイロウンカ」に、ドローンで農薬を散布する実験が行われています。ドローンを使った農薬散布の検証と農作業の効率化を目的とした実験です。これまでは粒剤の農薬を、あぜ道からひしゃくで散布していました。大規模な農地だと作業効率が悪い上、どうしても散布に偏りが出てしまいます。農薬の散布には、通常30アール当たり3分ほど時間がかかります。しかし、ドローンの使用によって、散布時間を3分の1に抑えることに成功しました。農業従事者は高齢者が多いので、猛暑の中大区画の田んぼで作業するのは過酷です。ドローンを使えば作業者の負担、時間、人件費を抑えることができ、効率化が進みます。

② 従来の「防犯」システムの欠点を克服

従来の固定式防犯カメラの欠点をドローンで克服。シカなどからの食害にも効果を発揮します。

ホームセキュリティに活用

ドローンはホームセキュリティにも活用されています。従来の固定カメラには3つの問題がありました。1つは、カメラが固定されているので、侵入者が実際に家に侵入するまで認識できないことです。2つ目に、カメラが固定されているので、どうしても死角ができてしまうことです。最後に、侵入者と関係ないものまで撮影してしまうので、プライバシーを侵害する恐れがあることです。

この3つの問題を解決するために考案されたのが、センサー付きライトとドローンを活用する方法です。センサー付きのライトで侵入者を検知すると、カメラを搭載したドローンが飛び立つ仕組みです。このシステムならカメラが固定されていないので死角はありません。さらに24時間録画しているわけではないので、映像データを最低限に抑えることができます。侵入者を検知したとき以外はカメラが起動しないので、プライバシーの侵害も軽減することができます。

シカなどの食害対策

野生動物から農作物を守るため、獣害対策用の監視ドローンの実証実験が行われています。2016年度の獣害による農作物の被害額は、約172億円とされています。その中でも特にシカによる被害は56億円と高額です。シカは柵を飛び越えたり、柵をなぎ倒したりして田畑に侵入するため、対策が難しいのが現状です。

そこで防犯セキュリティ会社のセコムは、京都府農林水産技術センター農林センター協力のもと、シカによる食害対策の実験を行いました。レーザーセンサーがシカの侵入を感知すると、完全自立飛行型のドローンがシカを追跡し、追い払うシステムです。実験の結果、一定の成果を得ることができたので、今後は精度を高め、サービスの実用化を目指しています。

③ ドローンで「測量」を変革

ドローンの活用が最も進んでいる測量分野においては、さらなる応用活用と効率化が模索されています。

ドローンで3次元測量も

日立システムズは、ドローンの操縦、撮影代行、撮影画像の分析、クラウド上のデータ管理などの全般を支援する「ドローン運用統合管理サービス」を提供しています。このサービスを通じて、航空測量企業のパスコは、建設会社や測量会社向けに現場支援アプリケーションを提供しています。

このアプリケーションによって、ドローンを使用した3次元測量の操作が容易になります。具体的には、3次元測量を行うときの作業項目をタブレット端末上で表示し、音声ナビゲーションで作業を支援します。撮影終了後は、撮影枚数に不備がないか、ブレた写真がないかなどをタブレット端末上で確認できます。問題があった場合、必要に応じて撮り直すことができます。

空中測量専用機でドローンの測量を効率化

ドローンメーカーのDJI JAPANと光学機器メーカーのトプコンは、標定点を必要としない空中写真測量システムに対応するドローンを発売しました。このシステムでは、カメラに専用のプリズムが取り付けられ、カメラの位置を直接計測できる手法を採用しています。この手法なら、これまで3次元位置を測定するために設置されていた複数の標定点が不要となります。このため、作業効率は従来の最大6倍まで向上しています。高度な専門知識を必要とせずに、安定的に精度の高い測量ができるので、画期的な測量システムと言えます。

まとめ

農業、防犯、測量分野でのビジネスの変革を見てきました。新しいテクノロジーであるドローンの可能性はさらに広がりを見せています。これからまだまだ新しい分野でドローンビジネスが発展していくでしょう。

参考:

 

著者プロフィール

著者アイコン
エアロセンス㈱
メディア担当

関連記事