[ブログ]広がるドローンビジネスの可能性 拡大が期待される5つの業界とは

広がるドローンビジネスの可能性 拡大が期待される5つの業界とは

2010年に空撮用のドローンが一般発売されて以来、世界中のさまざまな企業がドローンの製造に参入しています。近年は、センサーや「障害物回避機能」などを搭載したドローンが開発され、ビジネスシーンに応用されています。今後も、ドローンを活用したビジネスはさらに盛り上がっていくと思われます。ここでは、ユニークな活用例から災害時などに役立つ使用法まで、ドローンビジネスの今後の可能性を考えていきます。

こんな業界で活躍中!実例紹介

ドローンは、建設、測量、検査などの分野で活用が進んでいます。また、その他の分野でもドローンを使ったユニークな活用例は多数あります。次に紹介する3つは、産業向けおよびレジャーシーンなどにおけるドローンの意外な活用例と言えるでしょう。

輸送システム

現在、ドローンによる輸送システムは、世界中で実用化に向けた導入テストが実施されています。特にデリバリーサービス業界でのドローン導入の動きは活発で、アマゾンなどで試験的な運用が行われています。日本国内でも日本郵便と国土交通省などが連携し、物流用ドローンポートシステムの統合検証実験を実施しています。

ホエールウォッチング

ホエールウォッチングで有名なカリフォルニアでは、すでにドローンによるクジラの観察サービスを行い、人気を呼んでいます。クジラだけでなく、何百頭ものイルカの群れなども観ることができるそうです。人が簡単に近づくことができない場所だからこそ、空を舞うドローンの活躍が観光客に感動を与え、また、あらゆる生物の生態の解明や未知の領域への手がかりとなることでしょう。

テニストレーニング

テニスのトレーニングで空中を移動しながらさまざまな角度からボールを出す「ドローン型ボールマシン」も実際に利用されています。従来のボールマシンと比べると、プレイヤーの頭上や高所などから、あらゆる角度でボールを放ち、瞬発性を養うことに長けています。

ドローンの活用が期待される5つの業界

ドローンのさらなる活用が期待される分野を5つ取り上げて、紹介いたします。それぞれがまったく新しい方法でドローンを取り入れ、今まで存在しなかった価値やサービスを創出しています。

①  農業

人手不足に直面している農業分野ではドローンの活用によって、さまざまな課題の解決を試みています。農薬散布に特化したドローンがその一例です。例えば、各作物の生育を診断して、適した分量の薬剤を散布するといった機能を備えるものもあります。農業は広範囲にわたって行われることも多いため、人が労力を使わずとも農場の薬剤散布ができることで、省力化や省人化などのメリットを享受できます。農業分野でのドローンの活用によって新たな革新への期待が高まります。

②  スポーツ

実例紹介としてドローンによるテニストレーニングを紹介したように、ドローンはスポーツ業界にも活用され始めています。私たちの身近で大きな変化をもたらすものと言えば、テレビのスポーツ中継の映像がそれに当てはまるかもしれません。ドローンには、「あらかじめセッティングした物体を追いかける」という機能を持つものもあります。それによって、例えば、サッカーやラグビー、アメフトなどといったスポーツは、より臨場感のある映像で観ることができるようになり、観戦者に新たな体験を提供できるでしょう。

③  警備

ドローンの特性を活用して、人の代わりにドローンが施設などを巡回することも可能です。もし異常を感知したときには、ドローンが対象を追跡して、警備センターへ通報・発信できます。また、巡回ルートをあらかじめ設定することで、複数の施設を同時に警備することもできます。いずれの場合も、警備員の安全性や作業負担を軽減することにつながります。

④  物流

国内の物流業界は、「再配達の増加」「交通渋滞」「人手不足」に悩まされています。上述したように、物流・輸送業界では、ドローンによる宅配サービスの実現を目指し、さまざまな企業が導入テストをしています。ネット通販が爆発的に普及して、物量が飛躍的に拡大する中、新たなテクノロジーの利活用が必須となっています。ただし、現状では安全性の確保や受取時の認証方法など課題が残されています。

⑤  広告

今後期待されるドローン市場の中でも、広告業界におけるドローンの活用法は多岐に渡ります。ドローンを使ったダイナミックな映像でつくるプロモーションビデオも、これまでの空撮映像と比べて、より革新性がある取り組みと言えます。モスクワでは、テイクアウトの料理店が高層ビルの上層階向けに空飛ぶ広告を飛ばしたり、日清食品も空飛ぶカップヌードルが登場するドローンを起用した最新プロモーション映像「カップドローンズ」をブラジルで公開して話題を呼びました。

「人」がやっていることはすべて代替可能!?
おもしろビジネスアイデア

新しいテクノロジーであるドローンには、潜在的な応用可能性が広がっています。少し視点を変えて、世界中の企業や個人によるユニークなアイデアを紹介します。

空に浮かぶマネキン「スカイ・ショッピング」

先述した通り、広告業界ではさまざまな手法でドローンを利活用しています。アパレルメーカーが多忙なビジネスパーソン向けに、空飛ぶマネキンで商品をアピールするなど奇抜なPR手法も話題を集めています。

大物もねらえる!?「ドローン・フィッシング」

ドローンによってレジャーシーンでも新たな革新が起きています。浜辺からドローンを使って、遠洋を泳ぐマグロを釣り上げるという離れ業も可能になります。この手法は、ドローンから撒き餌(まきえ)をすることで獲物をおびき寄せて、魚を釣り上げるというもので、今までとは全く違ったドローンの使い方です。

映画の世界が現実に!?「ドローン・タクシー」

ドバイでは、無人の旅客輸送サービス「ドローン・タクシー」のテスト飛行が行われました。実用化まではもう少し時間がかかるようですが、近未来都市ドバイらしい、夢のあるドローン活用と言えそうです。

まとめ

ドローンを活用したビジネスは、今後も私たちの期待や想像を上回り、世の中に広く認知されていくことでしょう。それにともない、ドローンに対する規制やライセンス制度など、ドローンを取り巻く環境は国家や自治体レベルで変化していくことが予測されます。今後ビジネスにドローンを導入しようと考えている方々は、常に正しい情報と知識を吸収し、ドローンビジネスのますますの発展に期待しましょう。

 

参考:

物流用ドローンポートシステムの統合検証実験を実施!|国土交通省

小型無人機の物流分野への活用実現に向けた郵便局を離発着場所とする実証実験の実施協力|日本郵便

CupNoodlesBrasil|日清食品

ブラジルのマネキンはドローンで空を飛ぶ|ギズモード

ドローン物流サービスの実例と今後の展望|Rakuten

ドローンの「無人タクシー」、ドバイでテスト飛行--5年内の実用化目指す|CNET Japan

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エアロセンス㈱
メディア担当

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