[ブログ]ドローン導入で何が変わる?4つのメリットから見るビジネス活用

ドローン導入で何が変わる?4つのメリットから見るビジネス活用

動画撮影や空撮の分野での利用が盛んなドローンは、産業分野での活用も進んでいます。土木関連事業の測量や建設現場での利用はもちろんのこと、物流業界の問題解決にも期待されています。一方で、発展途上のドローンビジネスは、具体的な成果やイメージがわきづらい部分もあります。そこで今回は、具体的な活用例を挙げながら、ドローンを使うことで得られる4つのメリットについて解説していきます。

メリット①コスト削減につながる

現場作業にドローンを使用すると、どのくらいのコスト削減につながるのでしょうか。同じ作業を従来の方法で行った場合と比較することで、その優位性を見ていきましょう。

測量現場で初期投資コストを低減

測量に用いる作業用品や機材の初期投資コストは、1,000万円ほどかかるといわれています。三脚やプリズムなどのトータルステーションや複数スタッフの人件費のほか、必要なものが増えればそれを運ぶ作業車も必要となってきます。しかし、ドローンを使用することで必要な機材の軽減につながり、約1/3のコスト削減に成功した事業者もいます。すでに機材をそろえている事業者でも、今後の保守やメンテナンス、買い替え、それぞれにかかる保険料などの費用を考えると、ドローンを導入したほうがコスト面でより多くの恩恵を受けられると言えるでしょう。

災害現場や広大なエリアでの点検整備のコストを削減

災害現場や広いエリアでの点検においては、足場や専用の装備が必要になることもあります。また、危険に備えるための装備を準備する必要があります。高所での作業では命綱やはしごなどが不可欠ですが、ドローンであれば地上から操作するだけでスムーズな作業が可能です。場所を選ばず、さまざまな環境で、いつもと同じ装備で現場に向かえるため、使用機会の少ない測量機器を用意する必要がなくなります。

メリット②工数削減で新たなビジネスチャンスに

ドローンを使用すれば人が行うよりも短時間で完了する作業も多く、工数削減によって作業効率がアップすることはもちろん、いままで受けられなかった仕事を受注することで、売り上げアップも期待できます。

約30分程度の短時間で測量の準備作業を完了

従来の測量では現場に到着してからの準備にも時間がかかり、場所によっては何回かに分けて測るため余計な移動時間も発生していました。しかし、ドローンの活用によって本体を組み立ててから現場の確認を行い、後はフライトするだけの状態になります。UAV測量のために必要な検証点の観測を含めても30分ほどで準備作業が終わります。

測量現場の画像解析で大幅な時間短縮を実現

フライト後のデータ解析作業もほとんど専用のソフトで行うため、資料作成といった手間も大幅に短縮可能です。手作業であればデータの入力や地形データの作成などを個別に行う必要がありますが、そうした面倒な手順を減らすことができます。解析にはそれなりに時間がかかりますが、人が専従でついていなくても問題ないため、ほかの仕事を行う時間に充てることができます。

点検整備では高所へ短時間で移動し、必要なものもすぐに把握

点検整備やメンテナンス作業を行う現場で、作業箇所に到着してみると現場の状況が思ったよりもひどく、手戻りや計画の立て直しを余儀なくされた経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。こうした現場の確認にドローンを用いれば、事前に状況を把握でき、無駄な時間を減らすことができます。

メリット③人手不足の解消

ドライバー不足や再配達問題などに悩まされている物流業界や慢性的な人手不足に陥っている建設・測量現場において、ドローン活用で課題の解決を実現しています。

物流分野の「ラストワンマイル問題」解決へ

「ラストワンマイル問題」とはいわゆる宅配の再配達の過多で物流全体の稼働時間が増えていることです。その解決策のひとつとしてドローンの活躍が期待されています。アメリカではAmazon.comがすでに試験を行っていますが、日本国内でも導入が検討されています。長距離搬送にはまだまだ課題が多いですが、営業所から近隣の住宅に指定時間に自動で配達できるだけでも、従来の物流とはさまざまな点で変わってくることでしょう。

建設需要に応えるためのドローン活用

建設現場ではドローンでの資材運搬による人手不足解消も検討されています。広い敷地や高所に荷物を届ける場面でドローンが利用できれば、わざわざ人が運搬する必要がなくなり、効率も上がります。

メリット④安全性の向上

建築現場や災害現場における作業者にとって一番大切なことのひとつは「安全性」です。ドローンが危険な作業を代替することによって、人間の作業者の危険性を低減することにつながります。

高所での転落の危険や二次災害のリスクを回避

現場で作業する際に注意すべき人的事故の発生を低下させる目的でもドローンは活躍します。特に災害現場では二次災害も懸念され、作業現場の確認不足でさらなる災害を引き起こしてしまうこともあります。最初から人が入って作業をするのではなく、事前にドローンで現場を確認しておくことで、人の目線からだけでは気づかない危険を発見することもできます。もちろん撮影や計測だけであれば人が行く必要もないので、リスク回避につながります。

酷暑や豪雪地帯、災害現場などの過酷な環境下でも作業可能

近年の猛暑で作業中に熱中症や脱水症になり、命を落とす人も少なくありません。また、冬の雪深い場所や災害現場といった環境でもドローンの活用可能性は広がっています。現場の作業員の安全を守るためにもドローンは役立ちます。

まとめ

ドローンを活用することで「コスト削減」「工数削減」「人手不足解消」「安全性向上」の4点が期待できます。建築や測量といった土木の現場から、保守点検を行う仕事、物流・輸送業といった幅広い分野での導入が進んでいます。「自分の仕事には関係ない」と考える前に、ドローンの活用でいかにして業務を改善できるかを考えてみるべきでしょう。特に現場の声をヒアリングすることで、改善点が見つかることもあるかと思います。導入を検討する際には専門業者に相談してみてください。

 

参考:

著者プロフィール

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エアロセンス㈱
メディア担当

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